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勉強も心も書くことで見えてくる

こんばんは。

資格取得講師の倉まり子です。

 

 

 

今回は

先日、NHKの「かんさい熱視線」

という番組を見て感じたことです。

 

 

心の作文

大阪府内の某小学校で

「心の作文」という授業が

月に1回あるそうです。

 

 

これは

何もテーマを決めずに

 

 

 

子どもが書きたい事を書き

発表する

 

 

という

いたってシンプルな授業です。

 

 

私は

「書く」ということを

もの凄く重要視しています。

 

 

資格取得講師として活動していますが

 

 

・計画書を書く

・勉強したうえで

自分の想いや感じたことをを書く

 

 

書くこと=視覚化

これをすることで

自分の頭の中や想いが整理されていきます。

 

 

 

企業内での研修や個別のセミナー時でも

私は、書くことを意識しています。

 

 

 

この作文と同じように

毎回、テーマを決めずに

ワークをして頂きます。

 

 

研修やセミナーに参加される方々は

最初、戸惑われることが

ほとんどです。

 

 

何を書いたら良いか分からない

と言ってペンが止まっていたりする姿も

よく見かけます。

 

 

私がテーマを決めない理由は

本人の発想力を大事にしているからです。

 

 

 

どんな理由で

それを選んだのか

 

 

その裏には

何が隠されているのか

 

 

私は、毎回そこを注視しています。

 

 

「自由に何でも書いて良い」

と言われると

 

 

 

ものの見事に

皆さん固まります。

 

 

しかし

これを2,3回やると

 

 

 

少しずつですが

書き始める姿が見られます。

 

 

また、私自身も高校生の時から

毎日ではないですが

 

 

書きたい時に書く日記を

続けています。

 

 

嬉しかったこと

悲しかったこと

 

 

 

自分の複雑な感情が

書くことで浄化され

客観的に自分を見ることが出来るからです。

 

 

私が小学4年生の時も

「心のノート」というものを

当時の担任の先生が渡してくれた記憶があります。

 

 

自分の想いなどを

そこに綴り

一種の交換ノートのような役割を果たしていました。

 

 

番組では小学3年生のクラスが

舞台になっていました。

 

 

 

コロナ禍での入学のため

当初からリモート授業が当たり前

 

 

 

マスクのため

相手の表情が読めず

人間関係に悩む子どもも多い。

 

 

そんな子どもたちの

声なき声に耳を傾けられたら

 

 

そんな思いで

心の作文というものを

始めた教師がいました。

 

 

 

この「作文」ですが

以前まで、学習指導要領に

 

 

 

作文の時間を設けるよう

記載がありましたが

 

 

 

1998年に改訂され

「作文」という文言ではなく

 

 

 

現在は

記録や報告の文章を求められる内容へと

変更されました。

 

 

それによって

自分の想いを吐き出す場所が

少なくなり

 

 

殻に閉じこもってしまう

そんな子どもが増えたのではないか

私自身は、そう感じました。

 

 

この作文の授業が好きだ

と言う子どもが多く

 

 

その理由を尋ねられると

 

 

 

「自分のことを

もっと知ってもらえるから」

「自分の気持ちを素直に書けるから」

「好きなことを書けるから」

 

 

そんな声が

多かったです。

 

 

 

「作文を通して

相手の気持ちを考える」

 

 

 

中々口には出して言えない事でも

文章の中でなら素直になれる

 

 

 

私は

その気持ちが痛いほど分かりました。

 

 

私も

そうだからです。

 

 

だから高校の時から

日記を書き

 

 

自分の気持ちと向き合い

気持ちを整理し

今も日々を歩んでいます。

 

 

子どもが求めているもの

子どもが真に求めているもの

もしかしたら大人も

求めているのかもしれません。

 

 

 

人間関係が希薄になり

人との繋がりを求める一方

人に嫌われることを怖がる人も多くいます。

 

 

1+1=2

だと教わり

答えを求められる現代

 

 

そんな世界で生きる私たちが求めているもの

それは

 

 

自分の気持ちを

分かってくれる人

 

 

自分は何を思い

何を感じ

どうして欲しいのか

 

 

 

それを作文を通して

子どもたちは訴えていました。

 

 

どうしても私たち大人は

すぐに答えを求めてしまいます。

 

 

どうして分からないの?

どうして出来ないの?

 

 

そう問いただしてしまうことも

あるでしょう。

 

 

しかし子どもたちは

こちらが答えを示さなくても

自ら答えを導き出す力を持っています。

 

 

心の作文を始めた教師が

こういう言葉を言っていました。

 

 

 

教育の神髄とは

自分の良さに、自分の奥にあるものに

気づかせること

 

 

私も同感です。

 

 

自分は出来ない

自分に自信がない

自分を好きになれない

 

 

子どもだけでなく大人も

そうやって

自分を卑下してしまう。

 

 

自分の無限の可能性に気づいていない。

気づいていても見て見ぬ振りをしている。

 

 

凄く勿体ないと思います。

 

 

だからこそ

私は、「少しでも自分に自信の持てる人を増やす」

それを使命に活動しています。

 

 

心の作文を通して

最初は書くことが苦手だった子どもが

書くことを楽しむようになり

 

 

自分の気持ちを

上手く吐き出せなかった子が

吐き出せるようになり

 

 

相手の気持ちが分からない

と悩んでいた子どもが

 

 

相手の作文を読んで

相手の気持ちを知ることが出来る

 

 

凄く良い取り組みだと

感じました。

 

 

この授業は

全ての小学校が行っているわけではなく

 

 

 

実施している学校は

ごくわずかだそうです。

 

 

少しづつでも

こういう取り組みが増えたら

 

 

同じ子どもに関わることもある身として

強く思いました。

 

 

 

まとめ

今は、スマホやPCが普及し

書く、という機会が

本当に減りました。

 

 

以前

最近の新入社員は

 

 

メモを取らずに

全てスマホに打ちこんだり

録画や画像で研修を受ける

 

 

といった話を

見聞きしました。

 

 

 

書く機会が減ったことで

漢字を忘れた人も多いそうです。

 

 

私個人は

書くことは凄く好きなので

 

 

ことあるごとに

手紙や日記を書いています。

 

 

・これから

どうしたら良いか分かりません

・自分のやりたいことが分かりません

 

 

 

そういう人も多いです。

 

私は

そういう人には

必ず書き出すように伝えています。

 

 

別にキレイに書かなくたって良いんです。

自分が分かれば殴り書きだろうが

何でも良いと思っています。

 

 

書くことで見えてくるもの

書くことで気づくこと

 

 

それはきっと

自分の本当の想いです。

 

 

口に出すのは恥ずかしい想いでも

書いたら少し楽になれる

 

 

 

「自分の気持ちを分かって欲しい」

 

 

 

そう願う人たちが

少しでも

自分の心を打ち明けれる機会が増えたら

 

 

 

その機会を

私自身が作っていくことが出来たら

 

 

 

そう感じました。

 

 

「心の作文」

本当に求めているのは

もしかしたら、私たち大人なのかもしれませんね。

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