こんばんは。
資格取得講師の倉まり子です。
皆さんは
焦りを感じた時
どうしていますか?
焦るのは何ででしょうか。
焦りと不安って
どうして生まれるのでしょうか。
今回は
精神面について
お伝えしていきます。
私の体験談
プロフィールにも書いていたり
ブログでもお伝えしているように
私は、10年前の今頃は
空っぽでした。
生きる意味を問い
生まれた訳を知りたがり
希望も夢も無く
ただただ周りを羨み
自分の人生を恨んでいました。
就活に失敗し
大学院に落ち
「お前はいらない」「お前は必要ない」
と突きつけられた現実を
受け入れることが出来ませんでした。
なぜ私が
こんな現実を生きなければいけないのか。
なぜ周りは皆
楽しそうなのか。
自分にばかりベクトルが向き
誰の言葉も信じられず
全ての言葉が嘘に聞こえていました。
未来に対して
焦りや不安ではなく
失望だけが
まとわりついていました。
よく
こんなことを
言って頂きます。
「倉さんって凄いですよね」
「倉さんって問題解決能力高いですね」
「今の仕事を始める、その勇気が凄いですよね」
人は
崖っぷちに立った時
そこから逃げるか
そこにしがみつくか
の、どちらかです。
私の場合は
そこから助走をつけ
向こう側にジャンプしました。
自分の人生を終わらせようと
思っていたのに
そこから這い上がれたのは
何故ですか。
そういう質問も
よくあります。
当時の自分を思い返した時に
やはりどこかで
「自分の未来を諦めたくない」という思いが
あったからだと思います。
失望しかなくても
周りと比べて悲観していても
自分の人生には
何もプラスにはならない。
自分の人生は
自分で切り拓かねばならない。
そう思う自分が
心の隅に
いたのでしょう。
もしかしたら
今の私が
そう言っていたのかもしれません。
ここで諦めてはダメだ、と。
大学3年次の就活の時に
某金融業界の会社説明会に行った時の
ある人の話を
今でも私は覚えています。
当時の就活は
東日本大震災の年で
就職氷河期と呼ばれていた時代でした。
その時、その人は
こういう話をしていました。
「皆さん、現在就活をされていますが
よく大変って言われることもあると思います。
大変って聞くと
どうしてもマイナスイメージがあるかと思います。
でも大変という字は
大きく変わる、と書くんです。
皆さんは、大きく変われるチャンスなんです。」
その話を聞いてから
私は
今、ちょっと大変だな、と思った時は
「大きく変われる時なんだ」と自分に言い聞かせています。
本当にその通りだと
今では実感しています。
その時は
正直、半信半疑で聞いていましたが
実際、自分が
大変な状況になった時
それこそ10年前の自分を
思い出した時に
あの時、私は大きく変われたんだ
と実感できます。
焦りと不安
とはいえ
資格勉強を始めた際に
何も不安も焦りもなかった
と言ったら嘘になります。
勉強を始めた当初は
何も特に感じることは
ありませんでしたが
試験日が近づいた時
1度失敗して2度目の受験勉強をしている時
そんな時は
いつも、この2つの感情が
私を追い掛け回してきました。
大丈夫だろうか
受かるんだろうか
その気持ちが頭を支配し
大丈夫と信じる自分を
押しつぶそうとする時もありました。
その不安や焦りが生じる原因を
ふと考えた時に
それは
満足できる勉強量ではないから
だ、という理由に行きつきました。
もうこれ以上は出来ません
もう十分
もし、そう言い切れるのなら
そんな不安や焦りは
微塵も感じないはずです。
むしろ
早く試験日来ないかな
ぐらいの勢いだと思います。
その不安や焦りを
消す方法は
言ってしまえば
やるしかないのです。
少なくとも
私は、そうでした。
それをかき消すように
ただがむしゃらでした。
自分の震える声を
手で振り払い
自分の努力を信じていました。
それだけの気概を持って
あなたは、勉強出来ていますか?
よく、こういう人がいます。
「正直、資格勉強に
そんな熱意いらないと思います」
「合格点さえ取れたら良いじゃないですか」
確かにそうです。
合格点が取れたら
それで良いです。
私が重要視しているのは
合格点が取れる、取れない
要領が良い、悪い
ではなく
どれだけの熱量で
どれだけの覚悟で
どんな未来を見据えて
挑むのか。
効率的な勉強法を
随時紹介していますが
正直、それは二の次です。
確かに頭が良い人
要領が良い人は
合格点まですぐに達成できます。
しかし、勉強というのは
とりわけ資格取得は
そんな想いで取り組むものではありません。
「会社で取るように言われているから」
「何となく取ってみようかな」
「転職に有利だと思って」
その言葉の裏には
「資格取れれば良い」
という気持ちが隠れています。
断言しますが
ただ合格点だけを狙ってする勉強と
自分の未来を見据えてする勉強では
同じ合格でも
活躍度が全く違います。
合格した時の
嬉しさなど比ではありません。
そんな熱量いらない
恐らく
そう思っている人が
大半だと思います。
資格勉強は
1か月や1週間で
終わるものではありません。
短くても数か月
長くて1、2年ほどかかる場合もあります。
その期間のモチベーション
どちらが保てると思いますか?
答えは明確です。
何となくする勉強と
自分の将来のために目的をもってする勉強
目的があるから
人は頑張れるんです。
目的を見失うと
頑張る理由も見失われます。
まとめ
勉強と人生は同じです。
「何のために」
この言葉に
どれだけの人が
自分の言葉で
答えることが出来るでしょうか。
私が受講生に1番強く言っているのは
「目的」は何か、という事です。
なぜ、その資格を取りたいのか。
何のために、その勉強をするのか。
ここがあやふやだと
全てが崩れていきます。
こんな話があります。
ある人がレンガを積んでいました。
通りかかった人が、その人に尋ねました。
「あなたは、なぜレンガを積んでいるのですか?」
その人は、こう答えました。
「上司がやれって言うからです」
歩いていると
またレンガを積んでいる人に
出会いました。
その人は、同じ質問を投げかけました。
「あなたは、なぜレンガを積んでいるのですか」
その人は、こう答えました。
「私は、この煉瓦で家を建てるんです。
出来上がるのが、とても楽しみです」
あなたは
どちらに当てはまりますか?
目的を考えずに
目的を曖昧にしたまま
スタートしている人が多いのではないでしょうか。
焦りや不安を
勉強中に感じることは
何もおかしなことではありません。
それは、ある意味
あなたが、真剣にその資格勉強と
向き合っている証拠でもあります。
「いつか取れたら良い」
「別に今回合格しなくても良い」
そんな気持ちで
取り組んでいたら
そもそも焦りも不安も出てきません。
焦る必要も
不安になる必要も
ないのですから。
その不安や焦りを
かき消す方法は
その気持ちを受け入れ
それを上回るほどの熱量で
努力をすることです。
本番当日に
戦うのは、あなた自身です。
完全に消すことは
不可能かもしれません。
絶対出来る
とは言い切れない部分も
正直あります。
しかし
「自分は、これだけやった」
「自分以上に勉強した人はいない」
そう思えるだけ勉強出来たら
あなたの顔は晴れやかなはず。
働きながらの資格取得、勉強は
並大抵の努力ではありません。
疲れた身体に鞭打って
勉強する時も
あるかもしれません。
止めたい
諦めようかな
今年じゃなくても…
そんな思いが
芽生えてくる瞬間も
きっと幾度となくあるでしょう。
そんな時に
自分を奮い立たせてくれる
自分を引き戻してくれるものが
資格に対する
姿勢と意識です。
諦めること
止めることは
今すぐできることです。
どうせやるなら
どうせ挑むなら
1度きりの人生
とことん無我夢中でやってみてください。
私は
いつだって
がむしゃらに前に進む
あなたの味方です。
自分を変えるのは
いつだって自分自身です。
大変な時だからこそ
大きく変われる機会。
あなたは
どんな熱量で
どんな想いで
自分の未来を描きますか?
私は
1度人生のどんを味わいましたが
あの経験があって
良かったとおもっています。
あの時
諦めなくて良かった
と、心からそう言えます。
何度も言いますが
諦めること、やめることは
1番簡単な方法です。
そんな1番簡単な手段は
最後に取っておきましょう。
全て手を尽くした
と自分で言いきれるまで
歯を食いしばれるか。
人生は
当然上手くいく事ばかりでは
ありません。
上手くいかない事の方が
断然多いです。
それでも
挑み続けられるのは
不安や焦りが追いかけてきても
それを振り払えるのは
「目的」が
しっかり定まっているからです。
何度も問います。
あなたは
「何のために」
その勉強をしていますか?
それに
しっかり回答出来たら
もう怖いものはありません。
あとは
自分を信じ突き進むのみです。
例え途中で
荒波が来ても
それすらも自分のモノにして
きっと乗り越えていけます。
「目的」
「姿勢」
「意識」
明確になっていれば
いる人ほど
可能性を手にしています。
あなたは
どうですか?
明日から10月。
年末の足音が聞こえてくる
この時期に
自分の勉強に対する考え方を
考えてみるのも
良いかもしれません。
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