こんばんは。
資格取得講師の倉まり子です。
先ほどクローズアップ現代で
母親について取り上げられており
思うことがあったため
今回ブログにしていこうと思います。
7割
これ、何の数字か分かりますか?
7割の人が「後悔していること」。
それが
母親になったこと
なんだそうです。
母親とは
こうあるべきだ
良い母親でなければならない
そんな目に見えない風潮に押され
「完璧」な母親を
無意識のうちに目指してしまっている。
まるで
「自分の人生を歩んでいない」
かのような錯覚に陥ってしまう。
そんな母親たちの声なき声が
溢れていました。
6割
今度はこの数字は
何だか分かりますか?
これは
その悩みから脱却するために必要だと
感じていることは
「自分自身が変わること」
だと感じている人の割合です。
自分自身の考え方・感じ方が変われば
こんなに悩まなくて済む
苦しまなくて済む
そう思っている人が
最も多い、ということに驚きました。
完璧な母親像
私が保育士時代の時
絵に描いたような
完璧な母親を目指そうとしている
保護者がいました。
疲れた顔を見せてはいけない
子どもには常に優しくなければならない
子どもの為には自分を犠牲にしなければならない
そんな「イメージ」に縛られた結果
心が折れそうになっている姿を見ました。
「お母さんだから」
「母は強し」
男性の育休が進み始めている現代でも
やはり「子育ては母親の仕事」という風潮は
まだ完全には拭いきれていないように感じます。
「私がしっかりしなければ」
と自分を理想の母親に仕立てようとして
潰れそうになっていた保護者を私は見てきました。
「自分の人生を生きていないみたい」
この言葉が
私は衝撃的でした。
「母親になったことを後悔している」
それはある意味子どもには
残酷に聞こえる言葉なのかもしれません。
それでもそう思ってしまう
それが、どれほど大きな問題なのか。
社会に漂っている
「母親像」の空気が
それを助長している気がしてなりません。
少子高齢化が急速に進む日本で
歯止めをかけようと
政府が様々な対策を
打ち出しています。
もちろんそういうことも
必要なのかもしれませんが
私個人的には
もっと深い心の闇を晴らす必要がある気がして
なりません。
私は現在
保育士の経験を活かし
子育て悩み相談や子育てブログなどを通して
子育てについての問題解決にも
取り組んでいます。
子どもとの向き合い方
自分自身の向き合い方
双方のバランスが崩れると
それこそ
「自分の人生を生きている感じがしない」
といったズレが生じてきます。
完璧な人などいない
もっと肩の力を抜いて
頭では分かっていても
実際、思うように上手いかない事が多い子育てや
仕事に対する不安や焦りや後ろめたさ
様々な感情がうごめいて
「後悔」という思いが
出てくるのではないでしょうか。
自分の人生を生きるということ
自分の人生を生きるということは
どういうことを指すのでしょうか。
自分の好きなように
自由に生きる、ということでしょうか。
何も悩みがなく
365日笑顔で過ごせる人は
いないに等しいでしょう。
私が考える
「自分の人生を生きる」ということは
自分の選択に自信を持ち
自分の感情に素直であること
だと思います。
理想と現実に苦しむこともあるでしょう。
そういうことばかりでしょう。
その狭間で
何もかもが嫌になることも
あるかもしれません。
それでも
今の自分の気持ちに耳を傾け
周りの理想像を跳ねのけ
「今の自分」を見つめてあげること
それが
「自分の人生を生きる」
ということ。
自分の気持ちに蓋をしてまで
自分の声を殺してまで
「完璧」になろうとしないでください。
子どもにとっての
周囲にとっての「完璧」は
あなたにとっては「完璧」ではないはずです。
「自分の人生」を歩んでください。
もっと素直になって良い
もっと感情を出して良い
それが出来なくなったら人は
「後悔」という重りを下げることになります。
吐き出す場所がないのなら
紙に書いたって良いんです。
「母性」という言葉に
「母親像」という目に見えないイメージに
縛られないで欲しい。
子どもとは母親とは
家族とは何なのか。
人生とは何か
それを改めて考えさせられた
内容でした。
人は誰しも
自分の人生を生きる権利があります。
自分に自信を持ち
日々を自分らしく歩む人を増やす
それが私の使命であり
今後も続けていくものです。
少しでも
1人でも多くの人に笑顔を与えられたら
そう思っています。
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