こんにちは。
資格取得講師の倉まり子です。
先ほど四国から福岡に
帰ってきました。
飛行機で50分くらいなので
本当にあっという間でした。
今年のGWも良い思い出が
出来ました。
さて
旅行の話はこれくらいにして
勉強法について
また色々ご紹介していきたいと思います。
今回お伝えする勉強法は
「オーバーラーニング」
これは簡単に言うと
既にマスターしたものを
更に練習する手法
です。
勉強に限らず
何でも「基礎が大事」と言われますが
本当にその通りです。
基礎が出来ていないのに
いきなり難しい事に挑戦しようとしても
中々厳しいでしょう。
一流の人ほど
基礎を重要視する傾向にあります。
皆さんご存じ
イチロー選手もそうでした。
毎日スローイングと素振り、ストレッチを
欠かさなかったと言われています。
皆さんは
勉強中どうでしょうか。
1度理解した、出来た、分かった
となった個所
おざなりになっていませんか？
そこが実は
危険な落とし穴です。
2017年にブラウン大学が行った実験です。
この実験では2つのグループに分けて
実験を行っています。
1．十分理解したと思ったら学習を止め
30分の休憩を挟んで別の学習をする
2．十分理解したと思っても20～30分だけ同じ学習をする。
その後1と同じように30分休憩し、別の学習する
皆さんお分かりかと思いますが
2がオーバーラーニングです。
ポイントは
自分がもう十分だと思ったところから
あえて同じ内容の学習をすることです。
この2つのグループに次の日に
テストを行ったところ
どうなったと思いますか？
皆さんの予想通り
2のグループは、最初に学習したものだけでなく
次に学習したことも記憶出来ていたのです。
逆に、1のグループは
最初に学習した内容も
次に学習した内容も、ほとんど覚えていなかったそうです。
つまり
もう大丈夫、もう十分出来ている
と思っているものから
すぐ別の学習をすると
大丈夫と思っていたはずのものが
実は記憶に定着されていない
ということを表しています。
では
この「オーバーラーニング」をしている時
私たちの脳は
どのような働きをしているのでしょうか。
私たちの脳は
学習を始めると「学習モード」に
入ります。
新しい知識をスポンジのように
吸収しようとするのです。
しかし、これは
バケツのようなもので
ある程度のところで水を注ぐことを止めないと
バケツから水が溢れてしまいます。
しかし、この溢れそうな時に
「オーバーラーニング」を挟むと
ある変化が起きます。
それは
もう十分だと思ったものの情報を
更に取り込むことで
脳が学習モードから
定着モードに切り替わります。
定着モードとは
情報を記憶に残そうとすることです。
ずっと学習モードのままだと
一向に定着しません。
あえて何度も繰り返すことで
徐々に学習モードから定着モードへと
切り替わるのです。
あーもう良いかなー
もう十分だなー
楽勝だなー
そう思ってからが
勝負になります。
そこで学習を止めるのではなく
続けてください。
差が出るのは
そこです。
どれだけの人が
出来ているでしょう。
「油断大敵」と
よく言いますが
そうなのです。
出来たからと言って
スラスラ解けるからと言って
ないがしろにしないようにしましょう。
「オーバーラーニング」
是非、資格勉強に活用してみてください。
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