おはようございます。
資格取得講師の倉まり子です。
先日、考えさせられる記事が
ありましたので
共有したいと思います。
46%が学ばない
実に日本の社会人の
46%が
社外学習や自己啓発を行わない
(2022年5月 未来人材ビジョンより 経済産業省)
そんな記事を見かけました。
もの凄いパーセンテージだと
思います。
ちなみベトナムは
この割合は
2%だそうです。
雲泥の差です。
この数字を見て
あなたは
どう感じますか?
なぜ
そうなってしまうのか
ジャーナリストの島沢優子さんが
取材、分析した結果をもとに
私なりに考えてみました。
勉強のピークは大学受験
今は、私の学生時代とは異なり
センター試験が廃止され
大学共通テスト、と名称が変っています。
「良い大学に入ったら幸せになれる」
「良い企業に入ったら勝ち組だ」
少しずつ
この考えは薄れていっているものの
まだ根強くあるのでは、ないでしょうか。
私も高校時に
保護者や生徒間で
〇〇さん、慶応合格したらしいよ
〇〇さん、東大だって、凄いね
そんな会話がなされていました。
自分の行きたい大学に合格するために
早い人では
小学生やや中学生の時から準備をする
という人もいるようです。
何も有名大学に合格することが
悪いことでは、ありません。
学ぶ上で
環境は、とても重要ですし
お互い切磋琢磨できるのなら
それに越したことは
ありません。
受験生たちは
それこそ寝る間も惜しみ
受験勉強に専念します。
受験期になると
よくカロリーメイトのCMが流れますが
まさしく、あんな感じだと思います。
それだけ懸命に勉強して入った大学
それ以降は
勉強しているでしょうか。
恐らく多くの人たちが
Noと答えるでしょう。
授業中に寝たり
講義中にお喋りしたり
スマホをいじったり…
海外の大学では
あり得ない光景だ
と島沢さんは驚いたそうです。
外国では
誰もが熱心に講義を聞き
質問があるか問うと
我先にと手を挙げる
そんな光景が日常とのことです。
失敗を恐れる日本人
確かに
「何か質問がある人」と聞くと
大抵の人は
手を挙げません。
その理由に
「失敗したら、どうしよう」
「変な事を聞く、と思われたどうしよう」
そんな気持ちが隠れている
と、分析していました。
確かに
「失敗=悪」
までは、いかなくても
似たような感覚が
暗黙の了解で
頭に誰しもあると思います。
失敗したらいけない
間違ってはいけない
その思考が
縮こまらせてしまっている
私もそう感じています。
その気持ちは
どこから生まれるのでしょうか。
それは、やはり
「幼少期」だと
感じています。
4割の子どもに夢がない
これも先ほどと同じく
2022年5月に経済産業省が発表した
「未来人材ビジョン」の統計によると
将来、夢がある
と答えた子どもは
日本では60%しかいないとのこと。
他国は
8割、9割を超えているのに対し
日本のこの低さに
私は危機感を覚えました。
これは何も
子どもに限ったことではありません。
コロナ禍になり
将来に夢も希望も持てない
そんな人も多いでしょう。
物価高や円安
不安要素は
日々転がっていて
希望を抱ける世の中では
ないのかもしれません。
今の時代
ますます
失敗を恐れる気持ちに
拍車がかかっている気がするのは
私だけでしょうか。
挑戦から遠のく人たち
失敗したくないから
そもそも挑戦しない
現状維持のままで
十分
日々を生きるので
精一杯
恐らく9割方
この考えだと思います。
それも悪くは
ありません。
私は幼い頃から
父に
「現状維持は後退と同じだ」
と言われ続けてきました。
何もチャレンジしないことが悪い
と言いたいのではなく
チャレンジできない環境が悪い
と私は言いたいです。
なぜ躊躇してしまうのか
なぜ恐れるのか
自身の成功体験の少なさ
世間体
きっとそういうもので
縛られているように
私は見受けられます。
夢がない子どもは4割でも
その4割の中に
夢を持ちたい
と思っている子どももいる
と私は信じています。
ただ
どうしたら良いか分からない
そんな思いで
日々を彷徨っている気がして
なりません。
大人が挑戦できない
子どもが夢を持てない
それをプラスに変えるには
それを打破するためには
私に何が出来るだろうか
改めて
そんなことを考える記事でした。
まとめ
以前、テレビ出演を
させて頂いた時
テーマが
「自信」でした。
まさに
このテーマは
今回の記事に繋がっていると思います。
卒業文集などに
必ずと言って良いほどある項目
それは
「将来の夢」
です。
サッカー選手
野球選手
アイドル
色んな希望が
詰まっているはずの箇所に
今、4割の子どもは
白紙なのかと思うと
凄くいたたまれない思いです。
その子どもたちの目には
未来は
どんな風に映っているのか。
大学で講義中に
お喋りに花を咲かせる学生の目の奥の
自分の未来は何色をしているのでしょうか。
数年前に
WANIMAの「やってみよう」
という歌が流行りました。
某携帯会社のCMに
使われていたことが
きっかけだったと思います。
まさしく
「やってみよう」
という人が少ない現状。
ある意味
資格取得も
原点はそのはずです。
資格を取ってみよう
全ては
そこから始まります。
やってみないと分からないけど
やりたくない
やろうとしない
チャレンジを拒む人たちの手には
何が握られているのでしょう。
私は
この記事を読んで
焦りを覚えました。
このままでは
諸外国に取り残されるのは、もちろん
自分に自信のない人が
増えてしまう。
自分の未来を
思い描けない人が
増えてしまう。
そんな焦りです。
私の力は微力かもしれませんが
受講生や
セミナーや研修で話を聞いて下さった方々の
少しでも
意識を変えられたら。
改めて
そう思いました。
私に
何が出来るのか。
何をしたら
この意識は薄れるのか。
考えさせれる記事になりました。
「無限の可能性」
ロアーシオンに込めた想いです。
人は誰しも
無限の可能性を秘めています。
その可能性に気づかせていくのが
私の役割だと
その可能性を目覚めさせるのが
私の使命だと
思っています。
子ども達と関わる中で
様々な社会人と関わる中で
少しでも
「変わりたい」
そう思っている人もいることも
また事実です。
その気持ちに応えられるよう
私は今後も
全力で活動していきます。
子どもたちの
社会人の目に映る未来は
いつだって
希望に満ちていて欲しいから。
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