心理

原動力

こんばんは。

資格取得講師の倉まり子です。

 

 

皆さんは、誰かに期待したことはありますか?

よくこんな言葉を耳にします。

 

 

 

「人に期待しない方が良い。期待するからガッカリする」

 

 

 

皆さんの中でも

そう思われている方もいらっしゃるかもしれません。

果たして、本当にそうでしょうか。

 

 

今回は「期待」と「結果」(ピグマリオン効果)についてお話します。

 

 

プロフィールにも書いてある通り

私は去年の3月まで現役の保育士でした。

0歳から5歳まで、100人以上の子ども達と接してきました。

色んな子どもがいましたよ。

優しい子、面白い子、すぐふざける子、泣き虫な子。

 

 

私は6年間、保育士をしてきましたが

ずっと貫いていたものがありました。

それは

 

 

「期待すること」

 

人に期待をしないで、自分に期待をしよう - 美虹のトート ...

 

 

そう、私は

私が受け持った子どもたち全員に、期待していました。

出来ると信じていました。

「出来るわけがない」「まだ小さいのだから無理」

そういったことは、一切思ったことはありません。

「この子たちなら出来る」「大丈夫、必ずできる」

そう思いながら毎日接してきました。

 

 

実際にしていた事を書くと

5歳児担任時(担当期間 2年間)

・跳び箱5段を全員跳べるようにする

・鉄棒で逆上がりを全員出来るようにする

・ドレミの歌をピアニカで全員弾けるようにする

・指示を待たなくても自分の頭で考えて行動できるようにする

 

4歳児担任時(担当期間 1年間)

・ピアニカでメリーさんの羊を全員弾けるようにする

・跳び箱4段を全員跳べるようにする

 

2歳児担任時(担当期間 1年間)

・全種類のハードルを全員跳べるようにする

・鉄棒で前回りを出来るようにする

・5分間止まらずに走れるようにする

 

21名1クラスの縦割り保育(3歳から5歳児がいる)の担任時(担当期間 1年間)

・運動会で複雑な隊形移動を全員出来るようにする

(4つの小さな円→大きな1つの円→対角線→V字型)

 

鉄棒で遊ぶ子どものイラスト(ソフト) | 子供と動物のイラスト ...

 

 

必ず目標を立てて、子ども達と接してきました。

そんな難しい事しなくても…

と言う人もいましたが

私は「必ず出来るようになる」「出来るようにさせる」

そう思っていました。

 

 

どの時も最初はもちろんグダグダでした。

性格も当然みんなバラバラなので

途中で投げ出す子、疲れて座る子、一生懸命頑張ろうとする子

様々でした。

 

 

 

私は、やり方を教えるだけで一切手を貸しませんでした。

何度も何度も何度も見本を見せました。

 

 

 

マラソンでは、途中で転んで泣き出す子

鉄棒では「怖い」と言って泣き出す子

跳び箱では「出来ない」と言って座り込む子

 

 

そういう子に対して、手を差し伸べることはしませんでした。

なぜなら

「自分でやろうとしなければ、なんにもならないから」

 

 

 

これを言うと

「何て酷い保育士だ」「それでも保育士か」

と思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

 

 

私は、ただ

「出来るよ」「大丈夫だよ」「〇〇ちゃんなら最後まで頑張れるよ」

そう言葉を毎日毎日かけ続けていました。

 

 

 

子ども達も私が手を貸してくれないと分かると

自分でどうにかしようとします。

 

 

 

転んだ子が、自分で立ち上がり砂を掃って走り出し

怖いと座り込んでいた子が、立ち上がって鉄棒を握り

出来ないと泣いていた子が、何度も失敗しながらでも跳び箱を跳ぼうとする姿を

私は見てきました。

 

 

 

最初は全然出来なかった子ども達が少しずつ出来るようになり

完全に習得した時の嬉しそうな自信に満ちた顔は

私は今でも忘れません。

 

 

 

私は子ども達に掲げた全ての目標を達成してきました

 

 

 

 

人は期待されると、それに応えようとする。

信じてもらえる人がいると、それに応えようとする。

 

 

 

そう身をもって体感しました。

それは子どもも大人も同じだと私は思っています。

 

 

「大丈夫だよ」「あなたなら出来るよ」

そう言われて嫌な思いをする人は

いないと思います。

 

 

何かに挑む時

新しい1歩を踏み出す時

そっと背中を押してくれる魔法の言葉。

 

 

「出来ない人」なんかいない。

信じて期待してくれる人がいるだけで

人は、どんなことでも乗り越えられる。

 

 

 

私は、そう信じています。

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