こんばんは。
資格取得講師の倉まり子です。
「子どもとの接し方が分かりません」
「ついついスマホを与えてしまいます」
私が保育士をしていた6年間
保護者から色々な相談を受けました。
よくこんな光景を目にします。
隣同士に親子が座っているのに
会話が一切ない。
母親がスマホをひたすら弄るか
子どもがひたすらスマホを弄るか。
2歳の子でも
スマホの触り方を知っています。
「あの建物高いね」
「あの電車見たことあるね」
そんな会話もなく
ただただ無言。
それって楽しいのでしょうか。
隣でスマホを弄る母親の横で
子どもが退屈そうに電車内で
足をブラブラさせている姿も見たことが
何度もあります。
子どもが静かになってくれるから
とテレビやスマホを与え
「子どもが会話をしてくれない」
と相談する親。
それはそうでしょう。
今まで会話らしい会話がなければ
会話をしよう、とはならないからです。
保育園がなんでもやってくれる。
お箸の持ち方を教えてくれる
トイレトレーニングもしてくれる
だから何もしなくても良い。
そうやって丸投げにしている家庭も
正直多いです。
共働きだから。
忙しいから。
時間がないから。
教育とは
一体何なのでしょう。
子どもの教育より
親の教育。
保育士時代
ひしひしと感じていました。
子どもを怒らせないように
必要以上に
優しく接したり
逆に必要以上に厳しくしたり
そんな子どもとの接し方が分からず
悩んでいる方もいました。
やれ偏差値がいくつだ
どこの大学だ
模試では何点か。
ステータスや数字に
踊らされてしまっている人もいます。
自分の頭で考える力。
挑戦しようとする意欲。
最後までめげない心の強さ。
それは
数値化出来ることではありません。
ただ
私は教育とは
そういうことだと思います。
確かに勉強は出来ないより
出来たほうが良いでしょう。
将来の選択肢も広がりますし
知識を得ることで
見える景色もあるでしょう。
0歳から5歳までの
100人以上の子どもと関わり
多くの家庭を見てきて
思うことは
可能性を
もっと広げてあげたい
そんな環境を作りたい
ということです。
自分の力を信じない。
自分は最初から出来ないと思い込んでいる。
そういう子どもが
本当に多いです。
それは
挑戦する、やってみる
という経験がないから。
小さい事でも
成功体験がないから。
だから自信がない。
私が出来ることは
小さなことでも何か
「出来た」という感覚を味わせてあげること。
教育とは
何も5教科の事ではないと思います。
私にとっての教育とは
自分の可能性を自ら閉じないためにも
自分にも出来る
を体感させてあげること
将来に不安を抱き
自分のしたい事も分からない。
そんな子供たちの為に
私にできることは何なのか。
1人1人が希望を持って
過ごせるようにするには
どうして行ったら良いのか。
未来を担う子どもたちに
私にできること。
その子ども達と接する親たちに
私が出来ること。
コロナ禍になり
リモート授業が増え教育の在り方も
変わってきています。
教育とは。
今こそ考える時なのかもしれません。
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