その他

資格取得講師が「公共」から感じたこと

おはようございます。

資格取得講師の倉まり子です。

 

 

先日ニュースで

「公共」について放送がされていたので

今回はその事についてです。

 

 

公共とは

そもそも「公共」とは

という話ですが

 

 

2022年度から

高校の必須科目になったものです。

 

 

新学習指導要領には

対話的、主体的で深い学びを目指す

とされています。

 

 

今まで教師が一方的に

学問を教えていた立場から

 

 

この「公共」では

教師が出したテーマに対し

 

 

 

生徒自らが自由に考え

周りと話し合い

 

 

 

意見を出し合う場へと変わっていくことを

目的としています。

 

 

自分の意見を言うということ

ニュースでは

大阪府内の高校の公共の授業の風景が

取り上げられていました。

 

 

テーマは「国葬」。

 

 

国葬に反対なのか賛成なのか。

その理由は何か。

 

 

多くの生徒が

自分の意見を言う中

 

 

自分の意見がない

周りに流される

「よく分からない」と言う生徒

 

 

そんな姿も見られました。

 

 

賛成派も反対派も

それぞれの意見を出し合い

受け入れようとする姿勢も見られました。

 

 

「何で反対しているのか分かった」

「周りの意見を聞いて自分の意見が変った」

など、授業後の感想は様々でした。

 

この特集を見ている時に

 

 

「自分の意見を言う

というのは勇気がいります」

 

 

以前、誰かが言った言葉を

思い出しました。

 

 

もしかしたら

否定されるかもしれない

 

 

もしかしたら

怪訝な顔をされるかもしれない

 

 

そんな不安から

思ったことを素直に言えない

 

 

その人は

そう言っていました。

 

 

特に日本では

「同町圧力」が強いと

個人的に思います。

 

 

多数決もその1つ。

 

 

「みんながやっているから」

そう言って同じことをして

安心する。

 

 

これは

自分の意見を言うことに

慣れていないことも

原因だと思っています。

 

 

海外では

授業でディベートがあることは

当たり前の光景ですが

 

 

日本では

そういった場は

あまり見られません。

 

 

 

そういった意味でも

今年度から始まった

 

 

この「公共」という科目は

教育の転換のきっかけになるのでは

ないでしょうか。

 

 

相手を受け入れる

企業の研修でもお伝えしましたが

「相手を受け入れる」

 

 

これが

出来ていそうで出来ていない人が

本当に多いです。

 

 

相手の意見を

一旦最後まで聞く。

 

 

そして

自分の意見を言う。

 

 

 

この授業は

その練習にもなると

感じました。

 

 

幼い頃から

政治家の討論する場を

テレビで見ていた時に

 

 

「なぜこの人達は

相手の話を

途中で遮るのだろう」

 

 

と、ずっと

思っていました。

 

 

相手を受け入れる

ということは

簡単な事ではないかもしれません。

 

 

 

特に自分と意見が違う場合は

思わず途中で

話を遮りたくもなるでしょう。

 

 

相手とのコミュニケーションで

大切なのは

「受け入れること」です。

 

 

そのために

俗にいう「yes、but方式」

が、よく使われます。

 

 

 

クッション言葉を挟むことで

円滑にコミュニケーションが

取れるようになります。

 

 

まとめ

今年度から必須科目となった

「公共」

 

 

自分で考え

自分の言葉で考えを表現する場として

凄く良い科目だと思います。

 

 

相手の意見に耳を傾け

相手を受け入れることで

自分の考えを見つめ直す

 

 

そんなきっかけになったら

そう感じました。

 

 

テーマを決める教師は

凄く内容を考える

と言っていました。

 

 

どんなテーマにしたら良いのか

そのテーマにしたことで

何を学んで欲しいのか

 

 

それに

頭を悩ます

そうインタビュアーに答えていました。

 

 

 

難しいから考えない

相手に否定されたくないから言わない

早くこの場を離れたいから黙っておく

 

 

そうやって

最初から自分の意見を言うことを

放棄してしまう

 

 

 

それでは

何の自己成長にも繋がりません。

 

 

海外では

自分の意見がない人は

白い目で見られるそうです。

 

 

「自分がない」

 

 

 

それがいかにダメなことなのか

思い知らされる

と、留学した人からよく聞きます。

 

 

 

相手の意見も受け入れつつ

自分の意見を言う

 

 

周りに流されず

自ら考えることを楽しみ

相手と意見交換をする

 

 

そんな場が

もっと増えたら

 

 

そんな人たちが

もっと増えたら

 

 

そのっきっかけが

この「公共」という授業なら

 

 

 

それはきっと

日本が大きく変わるきっかけになる

 

 

そう感じたニュースでした。

 

 

 

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