その他

こんばんは。

資格取得講師の倉まり子です。

 

 

 

皆さんは

尊敬する人はいますか?

 

 

私は、そう聞かれたら

真っ先に父だと答えます。

 

 

今回は

この父の話をしていきたいと

思います。

 

 

私の父は山で生まれ育ちました。

 

 

 

山です。

 

 

 

電気はなく

初めて電気を見たのは

小学校3年生の時だったそうです。

 

 

それまでは

ローソクで生活。

時代が逆戻りした感じです。

 

 

 

自給自足が当たり前で

小学校から高校までは

山のふもとまで

 

 

 

片道2時間かけて

歩いて通学していたと

言っていました。

 

 

 

冬は雪が積もり

歩くのが大変だったそうです。

 

 

 

本当にターザンみたいな

生活です。

 

 

 

 

ウサギを捕まえて食べたり

虫や食べられる木の実にも

もの凄く詳しいです。

 

 

サザエやアワビの取り方

クラゲの投げ方

本当に自然で生きていくスキルを

全て身につけています。

 

 

 

しかし

そんな暮らしも嫌になったようで

 

 

 

大学からは

ふもとに降りてきたそうです。

 

 

そこで

「ここにいてもダメだ」

と思って

 

 

母との結婚を機に

親戚や身寄りのいない福岡に

引っ越しました。

 

 

様々な職を転々としていく中で

知り合いから不動産の話を聞き

興味を持ったそうです。

 

 

 

そこで

それこそ働きながら独学で

宅建を取得し会社を設立しました。

 

 

 

母がよく言っていました。

「勉強が出来なかったから

大人になってもの凄く勉強していたんだよ」と。

 

 

だから

今でも色々なことを

本当によく知っています。

 

 

幼い頃から

私はずっと言われてきました。

 

 

 

まり子は

どっち側に座るんだ。

 

 

 

カウンターの向こう側か

お客さん側か。

まり子はカウンター側に座らなきゃいけないんだよ。

 

 

 

いつまでも

お客様じゃダメなんだよ。

まり子は経営者になるんだ。

 

 

 

呪文のように

そう言われ続けてきました。

 

 

 

小さい頃の私は

それが嫌なこともありました。

 

 

 

私にそんな力はない。

そんな責任負うの嫌だ。

 

 

 

そう思っていましたが

父のこの言い聞かせがあったから

今の私はいるとハッキリ言えます。

 

 

 

私は父が仕事をしているところを

見たことがありません。

 

 

小学生の時に

父の会社に行った時

 

 

 

父はテレビで大好きな将棋を見ているか

これまた大好きな将棋をパソコンで

やっているかでした。

 

 

 

見えないところで

必ず多くの努力をしているはずなのに

それを見せませんでした。

 

 

 

「男は外を語らず。

女は内を語らず」

 

 

 

父が言っていました。

本当にそれを貫き通しています。

 

 

会社を経営して40年ほど経っています。

 

 

 

私の想像以上の苦労もあったはずです。

たくさん悔しい思いや辛い思いもあったでしょう。

それを見せずにやってきている父は

本当に凄いと思います。

 

 

 

還暦を過ぎても尚

夢を持ち夢を追って

今年初めには独学で

マンション管理士の資格も取得しました。

 

 

「仕事が趣味だから」

 

 

 

そう言って職場に向かう父の背を

私はずっと追い続けています。

 

 

 

父のようになりたい

父のようになりたい

 

 

 

そう思いながら

私なりに走っています。

 

 

 

今の私があるのは

父のお陰です。

 

 

まだまだ父の背中は

ほど遠いですが

 

 

 

少しでも近づけているのなら

嬉しいです。

 

 

これからも

父からの教えを胸に

進んで行きます。

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